暖かくなってくると港の海底にはこいつがうろついています。
蟹(カニ)
魚を狙う釣り人はたくさんいますが、意外とターゲットにされていないのがこいつ。
タラバガニなどと比べると食べる身が少ないので、茹でて身を食べるにはあまり向かないのですが、なんといってもいい出汁が出る。
なので味噌汁はもちろんカニクリームパスタ、パエリア、アクアパッツアなど煮込む料理に使うと非常に美味しい一品が出来上がるのです。
魚は一切釣れないような港でも、海底に目を向ければこいつがうじゃうじゃいたりするので、捕ります。
港や堤防でのカニの捕り方をまずはご紹介します。
港や堤防でのカニの捕まえ方
仕掛け
仕掛けはカニ網を使用します。
この餌袋の中にカニの好む餌を入れ、寄って来たカニが網に絡まり、身動きできなくなったところを引き上げるという仕掛けです。
カニ網は竿に付けて海に投げるパターンもありますが、堤防なら手で十分です。
玄人の場合百均の素材でカニ網を作る場合もあります。私は買ってしまいますが・・・
この網を足元の海へ落とし、十五分〜二十分くらいしたら引き上げてみましょう。カニがかかっているはずです。
堤防などで注意しないとならないのは、投げた網を回収する際に堤防の壁に網がひっかかってしまうことです。
堤防の岸壁には高確率でフジツボや貝類がべったりと生えているので、そこに網が触れると絡まってしまい、こうなるとはずれないことがほとんどです。
せっかく買ったカニ網をロストすることになりますし、環境へも悪影響があるので注意しましょう。
餌
餌は正直動物性の物ならなんでもいけます。
おすすめは臭いの強い魚。サバを一尾まるごとが最もおすすめです。
スルメなんかでも結構捕れる。
さて、いよいよそうやって捕まえたワタリガニをふんだんに使った料理をご紹介します。
カニ網をしばらく投げ入れているとこんな感じでどんどん捕れていきます。
ワタリガニだけでなくイシガニも混ざってます。まあ同じようなもんです。
並べると壮観です。
一回冷やして〆ます。
カニは生命力が強いのでそれでも手早く捌かないと復活してきます。
アサリと煮てみたりー
カニクリームパスタにしたり、お味噌汁にしたり
ひたすら煮込みまくる
期待させといてできあがったのこれかよって顔してる人いるかもしれませんが、味は最高に美味いですよ!ほんと!
カニの出汁が死ぬほど出ていてうま味調味料がいらないほど。
これぞ男の料理や。
ちょっと海にいくだけでこんなのが食べられるんだから幸せです。
こうした日々が冬の訪れまで続き、また春とともに始まるわけです。
みなさんもたまには海底に目を向けてみましょう!
カニを捕獲するためにはカニ網が必要です。
私が使用しているのはこちら、おすすめです。
それでは。