九十九里ヒラメ全面解禁!秋の外房はヒラメを狙え!【千葉県片貝ヒラメ船】

片貝ヒラメ 釣り
片貝ヒラメシーズン開幕!

千葉県山武市片貝港はヒラメ狙いの船が7月から12月まで出船しています。

7月〜8月は限定解禁ということで釣り場も限られているのですが、9月になると全面解禁となり漁礁回りも狙うことができるようになり、ヒラメ釣りの本格シーズンとなります。

今回もさっそく私bishinも乗船してきました。

まずは片貝沖でのヒラメ釣りに必要な準備をご紹介します。

片貝沖ヒラメ釣りの準備

タックル

210センチ程度の長さで7:3調子の竿を選びます。
硬さはM程度で比較的柔らかいものがよいでしょう。基本的に仕掛けを底に落としての釣りになるのでメーターは不要です。ベイトリールが主流ですが、スピニングでもいけないことはないです。

仕掛け

仕掛けは一般的なヒラメ仕掛けで、二つのフックが付いています。
このフックに生きたイワシを付け、いわるゆ泳がせ釣りを行います。
錘は60号を用意しましょう。天秤は不要です。

準備ができたら片貝沖へ出船

片貝ヒラメ

今回乗船したのは片貝港の勇幸丸さん。

ここの船長はとても素敵な人です。海の荒々しい男(素直に言えば怖い船長)が多い釣り船業界の中で、ここの船長さんは本当に丁寧でスマートな接客をしてくれるので本当にありがたいです。

もちろん接客だけでなく釣らせる腕も確か。仲乗りさんがおらず船長一人ですが、餌の補充から魚の取り込みまで完璧にこなすプロです。

予約人数を見れば分かる通りこの地域では頭一つ抜けた人気を誇る船宿ですね。

私も何度が乗船していますが、一言で言うなら”安心して釣りに臨める”船宿さんです。

片貝ヒラメ
出船時間はAM4:30。どちゃ濁りの片貝港を静かに出港する。
片貝ヒラメ

この時間帯の海って、本当に静かで大好きなんですよね。

夏場は死ぬほど蒸し暑いですが9月ともなるとそれも穏やかになって、過ごしやすい朝の出港になります。

これから釣り上げる大物に思いを馳せてとりあえず眠いので寝ます。

片貝ヒラメ

仕掛けはフックが二つ着いたヒラメ用の仕掛けです。ハリスは6号程度が良いでしょう。



PEラインは3号で。錘は60号で臨みます。

片貝ヒラメ

餌は活餌のイワシです。数は限らているので大切に使いましょう。

イワシを弱らせないコツはグローブをはめて触ることです。手の体温で弱ってしまうので。

片貝ヒラメ

イワシの上あごにと尻、もしくは背中にフックをかけます。
素早くやらないと弱ってしまいます。

ちなみに死んでしまったイワシは早めに交換したほうが良いです。

死んでしまった餌だと極端にヒラメの食いが悪くなってしまいます。

そうした餌はみなさんだいたい海に捨てるのですが(まあ他の魚の餌になりますし)、かくいう私はイワシの刺し身が大好物なので持って帰ります。ちょっと「え、なんであいつイワシ持って帰んの」みたいな顔をされますが、いいんです恥辱にはなれているから。

一時間ほど経って釣り場に着くとスタート。

片貝ヒラメ

さっそくゲット!

ソゲサイズですね。大体ソゲサイズが中心で稀に三キロ級がかかる感じの釣りになります。

でも煮付けにするには丁度いいサイズですし、正直ヒラメは滅多に釣れないのでありがたくもらっていきましょう。

様々なメディアで片貝のヒラメが取り上げられていて、豊漁のように紹介されていますが、実態は非常に渋いです。

10人程度乗船していればボウズが普通に1〜2人いるのが当たり前で、まあ3〜4匹取れればいいという釣りになってくるのが実情です。それらは船宿の釣果を見ればわかるでしょう。

私も過去に完全フルボウズを食らったことが一度あり、一回の釣行費用が12000円(仕掛け代を入れるともっと)と考えると人生を見つめ直したくなるレベルのダメージでした。

その理由は当たり自体が少ないことが中心なのですが、数少ない当たりをモノにするコツが必要です。

ヒラメは獲物を一気に捕食する魚ではなく、ガブ、ガブガブ、と徐々に飲み込んでいく魚です。

ヒラメ40というくらい当たりがあってから待つのが定石と言われ、要はよく食い込むのを待ってから合わせるのが重要ということです。

でもそれも万能な方法でありません。

例えばこの日は活性が非常に低く、またヒラメのサイズも小さかったため、餌のイワシを飲み込めないヒラメが多かったのですが、そういうときはいくら待っても飲み込んでくれません。

飲み込めないことに気づいたヒラメは餌を食うのをやめてしまうんです。

だからこの日は二度目くらいの当たりで強引に合わせて釣り上げる、が正解でした。

そうした定石から離れたことを試してみるのも重要です。

片貝ヒラメ


おソゲちゃんが釣れます。

片貝ヒラメ


早めに合わせてるので口に浅くかかってますね。

片貝ヒラメ

ぐぐっと竿が海面に引き込まれると船長がすぐさまかけつけ・・・

片貝ヒラメ

タモ入れをしてくれます。この日はマハタも釣れていました。美味しい高級魚ですね。

片貝ヒラメ

結局この日の竿頭は7枚。私はそれに一歩及ばず6枚でフィニッシュでした。

ボウズもありえる環境ということを考えると十分健闘できたと思います!

片貝ヒラメ
ぬるっとした美しい魚体がたまりません・・・

さて帰ったらお楽しみの料理タイムです。

料亭行きが多くスーパーに並ぶことはない高級魚ヒラメを食べ放題なんですからたまりませんよね!

ヒラメ丼

ヒラメの漬け丼めんたいこ乗せ。

ヒラメは淡泊な白身なので生で食べる場合は漬けをおすすめします。

くさみが全く無くて、非常に旨味のある白身の味は本当に最高。

上品な美味さはさすが高級魚といった風格を持っています。


九十九里のヒラメは12月ごろまで出船。

我こそはと思う人は挑戦してみてくださいね!

ヒラメの仕掛けは針小さめを使うのがコツ。
オススメはこちらです。

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