もし身近に釣りを始めたいと思っている友人や彼女がいたりしたら、どこに連れて行くか迷いますよね。
漁港や堤防は安全で釣りやすいですが釣果が安定しません。初心者が最初の釣りでボウズだったら楽しさを感じる前に釣りを諦めてしまうかもしれません。せっかくなら魚を釣る楽しさを感じてもらいたいですよね。
かといっていきなり船釣りはハードルが高いです。船酔い耐性がある人かわかりませんし……彼女と釣りデートで相手が船酔いでゲロ吐きまくってたら台なしです。
だから私が初心者にオススメするのは釣り堀という選択です。
釣り堀と聞くと、汚れた服を着たおっさんが侘しい雰囲気でフナとか釣ってるようなイメージがありますか?それ市ヶ谷のあそこじゃないですよね?
大丈夫。清潔で、そしてちゃんと食べられる美味しい海の魚が釣れる場所があります。
今回ご紹介するのは千葉県は山武市にある片貝海岸付近にある九十九里海釣りセンター。
私が釣り初心者のころによく通った場所です。
放流されている魚種は50種類以上だとか。でも正直そんなにいる気はしません笑
基本的には真鯛が主な釣果になります。
どうです?綺麗じゃないですか?
実際女性やカップルも結構来ているんですよ。
まるで南国のような明るい雰囲気の釣り施設で、大きく4つの釣り場が設けられ桟橋で区切られています。
入場料(半日8000円)を払うと好きな場所で釣りを始めることができます。
竿も仕掛けもレンタルできますし、仕掛けが結べない人でもスタッフがやってくれるので安心です。
もちろん餌も買えます。(釣り堀が販売している餌ではなくては釣り不可です)
購入できる釣り餌はイソメ、オキアミ、冷凍イワシの三種です。
基本的にオキアミをおすすめします。伊勢海老を狙いたいならイソメが良いでしょう。
水は濁っていることが多いです。九十九里海岸から直接海水を引いてるので、これは九十九里のカラーともいえますね……。遠浅の海岸なので水が澄んでいることは稀です笑。
さっそく表層に真鯛が泳いでいますね。
釣り堀の深さはおよそ三メートル強と浅いです。
釣れるのは九割養殖の真鯛です。
サイズもほどよいので、引きを楽しみつつ初心者にでも安全に釣ることができるターゲットですね。
年中活性のある魚ですし、釣り堀の定番ターゲットです。
釣った魚はスカリに入れて釣り堀内で生かしておきます。
たまにキャンペーンで放流しているシマアジがいるときは激アツです!
高級魚ですし味も美味く、そして九十九里では釣れない魚なので貴重です。
他、ヒラマサなどの大型青物を放流しています。
水深たった三メートルの釣り堀に大型青物がいるってやばいですね笑
そのほか、私が実際に確認した魚種はこんな感じです。
・サバ
・カマス
・アジ
・ヒラメ
・カレイ
・伊勢海老
・メジナ
・ソイ
・ウマヅラハギ
何度も言いますが、釣れるのは九割真鯛です。
残りの一割にこれらが混じってくるイメージです。
しかし高級な伊勢海老やヒラメが釣れる可能性はワクワクさせてくれますね。
さて、すでにいくつかご紹介しましたがこの釣堀りには良いところがたくさんあるんです。
九十九里海釣りセンターの魅力
初心者に対してスタッフがフォローしてくれる
仕掛けを結んでくれたり、魚の取り込みをしてくれたり、初心者だと伝えればスタッフが色々フォローしてくれます。
これは結構重要で、例えばあなたが小さな子どものいるパパで、今日は家族三人で釣りに来たとしたら、普通は釣り初心者のママと息子の面倒で忙殺されてしまい自分は釣りが楽しめずに一日が終わることでしょう笑
ところが九十九里海釣りセンターであれば代わりにスタッフがフォローしてくれますので、パパは家族サービスしてる雰囲気だけ出しながら釣りに熱中できるわけです。
ありがたいですよね。
台風の日でもやってる
釣りに行きたいけど天候に恵まれず諦めることは多々あります。
雨や強風の日は危険ですしね。
でも釣り行きたい。それが釣り人の性です。
大丈夫、九十九里海釣りセンターは台風の日でもやってる。
まあ休んでる日もあるんでしょうけど、公式が「うちは台風でもやってるから来てね」とアナウンスしてたときがありました笑
それくらい悪天候でも営業してる釣り堀なので、釣り中毒者にとっては救いの手といえるでしょう。
安定した釣果が望める
これも大事です。
彼女を連れて行ったのに二人してボウズじゃ目も当てられません。
しかしここは釣り堀なので魚は確実にいます。目の前にうようよと。
まあ正直爆釣は望めないです。釣り堀の魚は釣り餌に慣れていますし、天然の魚に比べてハングリーな環境にはおかれていないので、あまりがっついてきません。
なので魚はたくさんいるが思ったほど釣れない、というケースは普通にあります。
それでも30センチ級の真鯛が数匹は高確率で釣れてくれるので、釣りデートが成立してくれる可能性が高いのです。
いかがでしょうか。
船釣りに慣れてくると釣り堀の釣果では物足りなくなってきますが、それでも安全で足場の良い場所でのんびり釣りが楽しめる釣り堀のメリットは消えないと思っています。
九十九里海釣りセンターではたまにハマグリやイナダなどをプレゼントしてる場合もあります。
この日はなんとサワラを一本ずつみんなに配ってました。すごい。
若干魚体にキズがある鯛が増えたかな?大型青物が積極的に放流されるようになってからのように思います。水深が浅いので棲み分けができず怯えて壁とかにぶつかるのかしらん。
もちろん味には影響ないです。
サーフィンスポットと間近なので、サーフィンのついでに立ち寄るのもアリだと思いますよ。
それではまた。