yuhaku(ユハク)は私が最も好きなレザーブランドだ。
印象的な染色、特にブルーの美しさが際立つ。
百貨店で5メートル離れた位置から初めてyuhakuの財布を見て衝撃を受けたことが忘れられない。
だからちょっぴり高価だが、下のような長財布を購入したのだ。
今回購入したのは限定モデルの長財布だが、基本はyuhaku(ユハク)の定番かつ人気モデルであるYVE110と同タイプになる。
ブルーがとにかく美しい。
これが半年ほど経つとこのような経年変化を見せた。
ブルー一色だった染色が、徐々にグリーン化し始めているのがわかる。
しかしグリーン一色になるのではなく、ブルーと複雑に折り混ざった深いグラーデションにと変化し、恐ろしいまでの色気を発揮し始めている。
yuhaku(ユハク)のスタッフの方のお話によると、そうした経年変化も計算に入れて染色を行っているとのこと。
そしてこれが一年経過するとこのような形に変化した。
複雑なグラデーションの中でかなりグリーンが強くなってきているのがわかる。
この一年間、定期的にワックスと乾拭きによる手入れを行い、丁寧に扱ってきた。
それでも繊細なレザーなのでどうしても傷や色抜けが生じてしまっている。
しかしそれを含めて一つの「味」として成立している。
事実、1年が経過した今でも私はこの財布を非常に気に入っていて、買ったばかりのころのようなワクワク感が未だに継続しているのだ。
それくらい傷や色味の経年変化が見事だということを強調してお伝えしたい。
今回私が購入したモデルは限定品なのでYVE110とは少し染色のパターンが違う。
なので定番商品であるYVE110が同じエイジングを見せるとは限らないが、yuhaku(ユハク)のエイジングを知りたい人は参考にしてほしい。
ちなみにこの商品に関しては染め直しも依頼できるそうだ。
もう少し使い込んでから染め直しによってどのくらい変化するかも楽しみたいと思う。
高価だが買ってよかった。
ユハクの財布をメンテナンスするならこちらのクリームがおすすめ。公式も推薦している。
使用すると革に水分が補給され、光沢が取り戻されるので定期的に使用している。
使う場合は少量で十分。