20XX年、世界はスシローによって統一されていた。
人々はまいどアキンド王に謁見するために長蛇の列をなし、ハマチを貪る。
一方、そのような殺伐とした世界で心を病んだ一部の人々はアミューズメントセンターくら寿司へと向かい、
びっくらぽーんwwwびっくらぽーんwww
とお題目を唱えて現実逃避していた。
だがそんな世界を憂いて立ち上がった一人の男がいる。
はま寿司である
はま寿司のイメージはいかがだろうか?
地味、目立たない、特徴がない、そんなところだろうか?
戦国時代に例えるなら、
スシロー:織田家
くら寿司:上杉家
はま寿司:大崎家
かっぱ寿司:少弐家
こんな感じでなめくさっていないか?
私もそうだ。今まで一回も行ったことがなかったのだから。
でも今日はそんなはま寿司に行ってみろという天啓受けて、足を運んだのだ。本当はスシローが並んでたから。
受付はおなじみの端末で行うスタイル。
発券するとそのまま席へ案内される。店員の誘導を挟まないので実にスムーズで好感触。
これが席から見た視点。
あの誰も取らない皿がレーンを回り続けるのではなく、
必要なものだけ回るスタイル。
色も白っぽい木(表現力の枯渇)でまるで割烹料理屋のよう。
ふぅん、やるじゃん・・・。
でも味をみてみないことには星5レビューはできませんよってことで色々注文する。
かつお軍艦。
この散りばめられたネギの緑が美しい。まるでモンゴルの草原のよう。
しかして味はいかがか。
あれ・・・?うまいぞ・・・?
うまい
しっかりネタに旨味がある。そして一皿90円(税抜)。
あれ? 意外といけるのでは?
どんどん頼んでみる。
名前忘れたけどでかいシメサバ(150円)。シメサバは大好物で、よくサバを釣っては家で作る。それほどにサバにはうるさい男なのだ私は。
そしてこのシメサバ。本当にうまくてびっくりした。銚子丸で180円で提供されているサバと遜色がない出来だと感じた。
肉厚で食べごたえもある。これはやりますね・・・。
そしてポイントが高かったのはこれ。
醤油が色んな種類を置いてるんです。全5種類。
これは凄く良い試みですね。私にようなだし醤油マニアは特に喜ぶはず。
特に肉寿司系に合う九州醤油とか、食べる寿司によって醤油を使い分ける楽しさがあります。
さてどんどん注文していく。
ハマチ。ハマチは歯ごたえがいいですよね。
これは油のノリで正直スシローに一歩譲る感じはした。しかし十分うまいし、値段が一皿90円と安い。
黒毛和牛軍艦。
2貫ネタだったが、うっかり一個食べちゃった。
普段寿司屋で魚以外のメニューは頼まないのだけど、これは中々乙な味であった。
そしてサーモンオニオン。これ、写真で分かるとおり結構オニオンを盛ってくれてる。おそらく回転寿司チェーンで一番の盛り具合かも。
と、気がつけば20皿近く頼んでしまってた。
結論から言って、スシローだけの狭い世界で生きていた自分を恥じるばかりだ。
スシローは150円〜300円ネタに力を入れているのに対し、あくまではま寿司は90円〜150円のレンジで勝負しており、財布にも優しい。会計もスシローはなんだかんだ結構行くときがあるが、はま寿司はワンランク抑えられる。
逆に欠点としては企画物の弱さが挙げられる。
スシローの爆弾盛りや大トロ100円キャンペーンなど、「やべえこれは行かなきゃ」というようなインパクトあるメニューが残念ながら無いと言わざるを得ない。ただし何度も言うようにレギュラーメニューは普通にうまくて安い。
さし「み」がもぅマヂ無理みたいなギャル文字に見えたので退店しました。
結論。