AIに呪文(プロンプト)を伝えてイラスト(絵)を自動生成させるというものが急速に普及しつつある。
手軽にできるなら自分もやってみたいと思う人も多いだろう。
AIを使ったイラスト作成を無料で行う方法は色々あるが、多くはプログラミングやそれに準じた知識が求められるため、敷居が高いと感じる人も多いだろう。
しかし中にはそれら専門知識が必要な機能を簡単に使えるサイトやアプリの形にしたサービスも存在するので、ライトに遊びたい人はそれらのサービスを活用するのがお手軽だ。
今日はそんな無料で高クオリティなイラストが作れるサイト・アプリを3つご紹介するので参考にしてほしい。
NovelAI
NovelAI(ノベルエーアイ)は言わずと知れたAIイラストブームの火付け役となったサービスで、元々は小説の挿絵を作るために開発された。
可愛い女キャラクターから格好いい男キャラ、ギャグやキャラ無しの背景まで幅広く作成することができ、汎用性が高いのが特徴。
欠点としてはご覧の通り海外のサイトなので全て英語であること。
AIに作ってもらいたいイラストの特徴を伝える単語、プロンプトや呪文とも言われる物も当然英語しか対応していないので、苦手意識のある人には使いづらい一面もある。
費用についても最初は無料で試すことができるが、最終的には月額1000円程度のサブスクリプションに登録する必要が出てくるのでそのあたりが許容できるかも判断基準になるだろう。
Stable Diffusion 2
Stable Diffusion 2は呪文(プロンプト)を投げるだけでイラストが生成される非常にシンプルな機能のイラスト作成サイトだ。
Stable DiffusionとはAIを使って自動でイラストを生成する機能の根幹となっているAIモデルのことで、オープンソースで公開がされており、それを組み込んで利用できるようにしているのがサイトの一つがこのStable Diffusion 2だ。
長所はStable Diffusionの機能が完全に無料で利用できるということ。
AIによるイラスト生成にはかなりハイスペックなサーバーの稼働が必要になるため維持費もかなりかかる。そのため全ての機能を完全に無料で利用できるというサービスはかなりレアなのだ。
欠点は作成される画像のクオリティだろう。
どうしても最適化がされてない生のStable Diffusionの状態なので、例えば「可愛い女の子」を一つ作るにしても非常に試行錯誤が必要になってくる。
また、ネガティブプロンプトと呼ばれる「こういう画像は作らないでほしい」という通常のプロンプトとは逆の意味を持つ単語の登録もできないため高品質な画像生成には難易度が高い。
AImage(アイマージュ)
AImage(アイマージュ)は国産のiOS/Androidアプリで、イラストの無料作成ができる他にイラストを公開し合うSNSとしての機能を持つのが特徴。
イラストの生成は1日5回まで無料で行うことができるため、無料でずっと使い続けることができる。
様々な作風のイラストが生成でき、クオリティが高い物も作ることができる。
欠点は課金手段が現在のところ存在しないので、1日の5回の制限を超えての生成ができない点。また、広告の表示が行われる点だろうか。
加えてWEBサイト版が存在しないためスマホにアプリをインストールする必要がある。
長所はクオリティの高いイラストが簡単に作れるところと、日本語の呪文(プロンプト)に対応している点だろう。
AImageはApp StoreおよびGoogle Playで配信されている。
以上がおすすめのAIイラスト、AIartの作成サイト・アプリだ。
AIを使って好みのキャラクターイラストを作るのは本当に楽しい。
自分に合った作成方法を探そう。