東京湾でマゴチを釣るにあたって必要な準備をまずご紹介します。
タックル
7:3調子、硬さはM以上、長さは210センチ程度のタックルで挑みます。
リールはスピニングでもベイトでも問題ありません。
また、海底付近がマゴチのすみかですので、メーターも必要ありません。
浅場のため手巻きリールで十分です。
ラインはやや太めでPE2号程度にしましょう。
仕掛け
生きたハゼでの泳がせ釣りになります。
泳がせの仕掛けはシーバスやセイゴなどの泳がせに使われる針が一本だけのもので十分です。
針がでかすぎるとハゼがすぐ死んでしまいますので小さなもので、背掛け用のフックは不要です。
錘は15号程度の軽い物で十分です。とにかく水深が浅いので。
さて仕掛けの準備ができたら実釣です!
いざ出船
明日マゴチ行くけど、来る?
そう呼ばれて即座に準備して東京湾へ向かいました。
雨が降っていようが、風と波さえなければ釣船は出港します。
この日集まった仲間たちに、天候の話をする者は一人とていませんでした。
濡れるだけならOKという真性のきちgが集まっていたのです。
東京湾の海上を雨でずぶ濡れになりながら進んでいきます。波はないので穏やかな海です。空さえ見上げなければ。
今日のターゲットはマゴチです。
事前に用意してもらったハゼを餌に泳がせで狙います。
釣り場についてからしばらくすると……
きたあああああ。ハゼを丸呑みにした強烈な引き!
50センチオーバーの東京湾マゴチです。
ていうか濡れすぎてやばい。夏なのにこの日の気温は18度です。
くそ寒い。
船でマゴチを釣ったのも真夏なのにガタガタ震えたのも人生でこれが初めてです。
よく見ると可愛い顔をしていますが、自分が小魚だとして海底でこいつと遭遇したら確実に失禁します。
釣り上げたマゴチを触ってみると、表面はザラザラとしていてまるでヤスリのようです。
手で掴んだときに暴れられると手の皮が一気にすりむけます。
身体は骨ばっていて頭が巨大です。
もはやただの怪物のように思えてきます。
夏の東京湾浅瀬の海底にはこいつがウヨウヨしているようです。
が、この日は急激な気温下降で非常に渋く、忍耐の釣りが求められました。(てか寒い)
ワニゴチも釣れたよ。見比べてみよう。
とても美味しそうな魚の顔はしていませんが、極上の白身が楽しめます。ダシも良いのが出ますよ。
ワニゴチを煮付けでいただけば、あのクソ寒い中釣ってた甲斐もあるってもんですね。
それではまた。