Stable Diffusion/NovelAIでお決まりのように入れられる呪文(プロンプト)、それがmasterpiece(マスターピース)。
イラストのクオリティを底上げする目的で使用されるが、そもそもmasterpieceって何ぞやと思う人もいるはず。
masterpiece(マスターピース)とは
ズバリ、”傑作”のこと。
ではなぜそのワードを入れて生成すると、クオリティの高く、同じような雰囲気のイラストが生成されるのか。
”傑作”の意味の受け取り方など、人によって違うだろうに・・・。
AIがその単語をどう学習しているか
AIはmasterpiece(マスターピース)という単語を受け取ると、このように考える。
“過去にmasterpieceという要素が入っていたときに作ったイラストと似た物を作ろう”
AIは大量のデータを学習し、こういうワードに対してはこういう答えを返すのが正解、と学んでいく。
その学習によってできた思考回路でイラストを生成するので、
過去に「これはmasterpieceなイラストだ」と学習したものを参考に似たものを生成してくる。
なので、私達一般ユーザーはmasterpieceとはそういった一種の分類、ラベルのようなものだと思っておけばとりあえずいいだろう。(厳密に機械学習として考えると誤りであるが)
だからあなたがmasterpieceという呪文を使ってStable Diffusion/NovelAIにイラストを生成させると、過去にmasterpieceという呪文で生成されたイラストと似たような雰囲気に仕上がるというわけだ。
マスターピース顔とは
そのようなロジックでAIはイラストを生成するため、masterpieceという呪文を入れると誰が作っても同じような雰囲気のキャラクターが仕上がる。
特に顔の造形の類似が目立つため、masterpieceを呪文にい入れている人同士で「なんかみんな同じような顔のキャラ作ってるなあ」という状態になる。
それをmasterpiece顔(マスターピース顔)と呼ぶ。
二枚のイラストがまるで同じ絵師によって描かれたかのように似ている。
特に目の特徴が類似しているのがわかる。
例として今回は「マスターピース顔」を紹介しているが、入力する呪文次第で様々な傾向に寄ることがある。
AIイラスト作成に慣れてきてオリジナリティを出したくなったらそうした定番ワードを外して試してみよう。
英語でのプロンプト入力や細かい設定が苦手という人は下記のアプリが超おすすめだ。