千葉県で最強の魚屋はどこだろう?そう思う読者の方はきっと多いと思う。
最強はこの古清水産(ふるせいすいさん)だ。
古清、なんて読むのかはわからない。ふるきよ?ふるせい?まあそんなことはどうでもいい、その魚を存分にご覧あれ。
店の入口付近にはいろいろな海鮮が並べられているが、こいつらは序の口。注目するに値しない。
こんなものはどこの魚屋にでもあるし、別段お得でもない。
これらは初心者をここで仕留めるの罠に過ぎない。
初心者はこうした物にかかって古清の深淵を覗くことなく散っていく。
もちろん私は玄人なのでこんなトラップは華麗にさらりとかわし、店の奥へと入っていく。
目的はそう、あのショーケースの中だ。
やばい
人気すぎてすでにショーケースの中があんま残ってない。
お得感の高い商品は陳列されるまえに声をかけられて売れるため、残っているのは課金単価の高い高級商品のみだった。
それほどにこの古清は人気の魚屋なのである。
こんなに繁盛している魚屋が有史以来あっただろうか?いや無い。
人気は刺し身。とにかく安くてボリュームがあって美味い。
だから刺し身の盛り合わせなどは調理場で加工されてから陳列される前に、「あ、それ買います」と他の客に奪い取られてしまう。それほどに刺し身は人気。
初心者は絶対刺し身を買えない。泣く泣く入り口のどじょうを買って帰る羽目になる。
いわしの刺身は並べられる前に二皿売れ、並べた瞬間に最後の一皿が売れた。
撮影班は粘り強くショーケースに密着し、撮影を試みる。
極秘裏にやっと撮影できた一枚。
もう一枚。
何が言いたいかと言うと、
めっちゃ並んでもこのブツと上の柵くらいしか買えるものが無かった。
いや、この魚屋、客がひしめいていて常に刺し身を探して彷徨っている有様なので、ほんとに買える刺し身が残ってないのだ。このブツは基本いつでも陳列されてるやつで、これが品切れることがあれば地球上のマグロがすでにいないことと同義である。
つまり目立つ商品はすでに正午には売り切れ。
凄まじい人気である。
しかしそれではわざわざ遠出してきた意味がないので、店員のおばちゃんに「頼むから何か買わせてくれ」と泣きつく。
しばらく待ってくれるならという条件で、撮影班は翌日まで待った。
ほんとは10分くらい待った。
そうしてやっとゲットできたのはこれらだ。
なんとかイワシの刺盛りが買えた。おばちゃんありがとう。
さて、古清基本セットであるこのマグロのブツだが、実はこれがめちゃくちゃうまい。
大ぶりのブツを口に含んでグッと噛み潰してみると、マグロの旨味がジュワァっと口に広がる。
間違いなく上質のマグロの赤身だ。
はっきり言ってイオンで売られているマグロの赤身とは比較にならない。
どうして同じ種類の魚なのにこうも味が違うのかと不思議になるほど、古清のマグロはくっそ美味い。
ブツだけでも買えれば満足できるレベルなのだが、
本当のオススメはこれらの他にある。
それはマグロのすき身。
本当にタイミングが合ったときにしか買えない、超激ウマの一品がマグロのすき身盛り合わせなのだ。
お値段は1200円ほど、皿いっぱいにすき身が盛られていて、激ウマ。速攻売り切れる人気商品。
そもそも出会えるのが難しく、その確率は隕石が頭に衝突するレベルだとか。
たぶん魚の捌きが佳境に入る夕方入る手前くらいに行くと買えそう。
お立ち寄りの際はぜひ狙ってみてほしい。
まとめると古清水産の人気の秘密はこうだ
古清水産人気の秘密
・刺盛りが非常に豪華
・魚が美味い。特にマグロが美味く、付近のスーパーの比ではない。
・マグロが安い。特にブツがお手頃で人気。
・人気すぎて刺盛りが陳列される前からすでに売れている。
刺し身って同じ魚でもどうしてこうも味が違うのだろうか。
そう思わせる旨さがここのマグロにはある。
さて千葉県最強の魚屋が決まったので、今日は安心して眠れそうである。
ちなみに美味しいマグロを地球上で最もお得に入手できる方法はふるさと納税だ。
今年は長崎産のマグロをゲットしたのでよかったらこちらもチェックしてほしい。
もしくはマグロはきついけどイワシなら自分で釣るという手もある。
誰でも簡単にできるのでこの機会に釣りを始めてはいかがだろうか。