喜び勇んで海に到着して仕掛けを投げてもまるで無反応で途方にくれるということはよくある。
そうしたときにちょっとした変化や工夫で一気に釣れ出す場合も意外にあったりする。
今回はそうした魚が釣れないときに試すべき工夫を5つに絞って紹介するので参考にしてほしい!
釣り方はサビキ釣りを想定している。
棚を変える
棚とは仕掛けを落としている深さ、水深のこと。
魚がいるのに釣れない場合は、この棚が魚のいる層と合っていない可能性がある。
魚は棚が違うとまったく食ってこないので、きちんと魚がいる層に仕掛けを落とすことが重要だ。
棚取りの方法としては、この方法がオススメ。
- 仕掛けを底まで落とす
- 反応が無ければ少しリールを巻いて棚を上げる
- それでも反応が無ければまた上に・・・というように徐々に上へ向かって探っていく
このテクニックは港や堤防から船での釣りまで使える定番テクニックだ。
そうやってアタリがあれば、以後はその棚を集中して狙っていくというのが定石となる。
ぜひ棚を意識してみてほしい!
針を小さい物に変える
魚がいて棚が合っているのに食ってこない場合は針が大きすぎる可能性がある。
市販でよく見かけるサビキの仕掛けは針が4号の物だが、小サバやイワシ、豆アジなどは非常に小さい魚なので4号だと大きすぎるということがよくある。
よほど活性が高ければそれでも食ってくる場合があるが・・・
基本的に針は小さめからスタートすることが定石だ。
それで魚がかかったのにバラしてしまうことが多ければ針が小さい可能性があるので大きな物に変えていく、というのが望ましい。
サビキは4号ではなく3号以下、できれば2号を用意しよう。
こちらがオススメだ。
ハリス(仕掛けの糸)を細いものにする
針のサイズが小さいのにそれでも魚が食っていない場合、仕掛けを見切られている可能性がある。
仕掛けのハリスは非常に細くて透明だが、それでも魚には見えていることが多い。
魚がとてもお腹を空かせていたり、パニック状態になっているときはそれでも食ってくるが、そうでない場合は見切られてしまって食いつかない場合が多い。
その場合はハリスをより細いものに変えることが有効だ。
サビキに餌を付ける
それでも食わなければサビキの針に餌を付けるというのも有効だ。
サビキには元々疑似餌が付いているのだが、そこにオキアミを付けることで疑似餌に食いつかなかった魚が食ってくることがある。
ただサビキ針全部に餌を付ける必要はない(手間もかかるので)、2本くらいにオキアミをちぎった物を付けるといいだろう。
パニックサビキを使う
これは本当に効果が高い究極の手段だ。
パニックサビキという仕掛けがあるのだが、これが本当にめちゃくちゃ釣れる。
針がとても小さく疑似餌もついていて、かつハリスが驚異の0.2号という細さなので、魚は見切ることができずパニック状態でガンガン食ってくるというわけだ。
難点はハリスが細すぎる上に針も極小なので、扱いが難しいということ。
絡まりやすいので慎重に取り扱いをする必要がある。
ただそれでも2号サビキにまったく見向きもしなかった魚が猛然と食ってくるというがよくあるので、ボウズを逃れるためにも絶対に1つは持っておきたい仕掛けだ。
釣れる割に知名度がイマイチなのか、ショップで見かけないことも多い。
見かけたら確保しておこう。
針の数が少なく絡みにくいショートタイプもある。やや割高だが私はこっちが好き。
まとめ
釣れないときに試すべき5つのこと。
- 棚を変える。底から上へ探るように!
- 針を小さくする
- ハリスを細くする
- サビキに餌を付ける
- パニックサビキを使う
ぜひ試してみてほしい!